警察とマスコミの欺瞞を撃つ冤罪ミステリー
警察官23年、ジャーナリスト11年、非業の死を遂げた著者が放つ、衝撃の遺作
警視庁管内で連続少女殺人事件が発生。文京署特捜本部は、車両監視装置「Nシステム」の情報と現場に残された指紋から箕島拓海を指名手配する。しかし、拓海の妹の律子とつき合う文京署刑事課の楠木将隆、その上司の山岡健介は、冤罪の可能性を疑い、独自の捜査を進める。彼らの行く手を阻むのは、ときには事実を隠蔽してまで、組織のメンツを保とうとする警察やマスコミだった。誰もが予想しえないラストへ向かい、物語は走り続ける。
初版のみ著者のサイン入りカラーポートレートが巻頭頁にとじられています |