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『国家と再認・誤認する私の日常』
 ラカン理論の社会科学的活用
山本哲士 著 2,600円+税 社会
ISBN978-4-938710-22-4 C0036 ペーパーバック判 270頁 2017/7発行  
国家を永久化させる心的根拠を問う!国家配備の統治制を可能にする 幻想シニフィアンを明示。
山本国家論3部作への本質的な補遺。共同幻想シニフィアンが、国家資本・国家言説・国家認識、その国家アクトといかに 「心的」に関連して統治制に配備されているかを、ラカン理論の中において読み解く。国家が永久化され、産業的諸制度が 当然視され続けていく、その誤認・否認が日々の生活で「再認」され、諸個人は自分ではない「社会代行 為者」=欲望主体 として生存していく。他方、その根源に働いている日本文化の述語制様式を浮上させ、別様の自己技術の可能条件を開削する。 吉本思想とラカン理論を交叉させ、ブルデュー、フーコーにおいて考えられえていない閾を明証にする。
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『ブルデュー国家資本論』
 象徴資本 / 官僚界 / 国家思考
山本哲士 著 4,500円+税 哲学
ISBN978-4-938710-19-4 C1010 A5判変型 600頁 2017/3発行  
国家論3部作完結! 『吉本国家論』(晶文社)『フーコー国家論』につぐ第3弾! 国家を知ることは、自らを知ることである。国家を認識しないことは、自らを知らないことである。 自ら服属する国家に認識が収奪されている。国家は私の「共同幻想」であり、我々の「国家資本」であり、 我々を安全性と戦争に「統治制化」している。社会秩序世界の普遍的なものが揺らぐ現在、吉本共同幻想国家論、 フーコー統治制国家論、ブルデュー国家資本論の相互理論から自らの認知・知覚・評価の構造を知る、 世界線に立った新たな本格的国家論の大作。
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『フーコー国家論』
 統治制と権力/真理
山本哲士 著 4,900円+税 哲学
ISBN978-4-938710-17-0 C1010 A5判変型 608頁 2016/11発行  
国家に実体はない。国家は叡智性の図式でしかない。 国家嫌悪のネガティブな思考は、国家の何ごとも把握していない。フーコーの「生権力」「生政治」をふまえ、 マルクス主義的国家論の基盤を覆し、幻想関係、権力関係と統治制の配備から「国家の統治制化」を明解に論述。 フーコー講義『安全・人口・領土』『生政治の誕生』を徹底解読し、世界の誰もまだ論じえていない フーコー国家論を明示した画期的な書。
 
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憤怒と情愛の美学
『高倉健・藤純子の任侠映画と日本情念』
山本哲士 著 3,800円+税 映画
評論
ISBN978-4-938710-94-1 C0074 B5判並製 384頁 2015/12発行  
健さんは、何を叩き斬ったのか?! 義理・人情にかわる、憤怒・情愛の日本情念論。
高倉健、藤純子、そして鶴田浩二による東映任侠映画の映像言語表現は、井原西鶴の義理、 近松浄瑠璃や長谷川伸の人情をこえる、憤怒と情愛の日本<情念>表出による文化遺産である。 折口信夫による侠客・じんぎの心意伝承論、ドゥールズ、ラカン、フーコーの哲学視座から、 義理・人情の擬制概念を超えて、日本ではじめて任侠映画の文化精髄を本格的に論じる映画文化論。
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『オクタビオ・パス 迷路と帰還』
阿波弓夫 著 4,800円+税 思想
評論
ISBN978-4-938710-98-9 C1098 A5判並製 539頁 2015/10発行  
17年間メキシコに暮らした著者が、ノーベル文学賞詩人・思想家のオクタビオ・パス(1914-1998)と直接交流しつつ、 40数年間向き合い続けて表出した渾身 のパス論。 「メヒコ詩人パスを夢中に書き続けながら、実は無意識に自分という 迷路からの脱出 を試みていたこと、そしてさらに日本に帰還している自分に気が付くに至ったこと、 この二つの気付きのうちに メヒコのパスが自分なりのパスとして蘇生していた。本書 が多少なりとも世に問うものを実体として持つとすれば、 それはもともと「分かる」 というようなごくありふれた言葉が日常生活の何気ない瞬間に異化された経験と一体 になっている ことに起因する。このような経験は特に珍しいというものではない。た だ、筆者の場合、これをメヒコという異世界との出会い のなかで見出した、そしてパ スの杖に支えられて読み考え、かつ励まされてきたということである。」(「読者へ」より)
 
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『思想を読む 世界を読む』
 吉本隆明 X 山本哲士 対話篇
吉本隆明 著
山本哲士 著
2,700円+税 思想
哲学
ISBN978-4-938710-97-2 C1010 A5判変形並製 440頁 2015/7発行  
大学アカデミズムがなしえない吉本思想がえがきだした、世界を読む思想可能性を、世界水準の成 果からひきだす、 二五年に渡る対話の全集成。 高度資本主義へ変貌する世界において、教育、ジェンダー、イリ イチ、フーコー、 戦後思想、親鸞、小林秀雄、国家、共同幻想、言語表現、ハイ・イメージ、心的なものを、 世界線の理論成果から山本が、吉本思想の現在的可能性へと迫る。
 
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『思想の機軸とわが軌跡』
吉本隆明 著 3,900円+税 思想
哲学
ISBN978-4-938710-96-5 C1010 A5判変形並製 620頁 2015/7発行  
『初期ノート』から「試行」をへて『心的現象論』まで、自らの思想表出の軌跡のすべてを語る。 吉本思想の機軸・根源の深みが、明解に! 日本最高の思想家・吉本隆明が、戦後からの自らの思想表現の軌跡を、本質的に、主要な著書を軸にして、 いかなる契機から、なぜ、いかに論じることになったのかを明らかに語る。 その思想規準から論じられたものは、ますますその意味するものを現在に照らし出す。 聞き手は、気鋭の学者たち。
 
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哲学する日本II
『<もの>の日本心性』 述語表出の開閾
山本 哲士 著 4,500円+税 思想
哲学
ISBN978-4-938710-89-7 C1010 A5判変形並製 560ページ 2014/6発行  
「物かなしい」「物さびしい」の「もの」とは何か?  「物のあはれ」「もののけ」の「もの」とは何か?  日本人はみえない<もの>を感知しえる!  主語がない日本語、その述語制の文化を深層から普遍理論化する世紀的な書。 山水画、狩野派、等伯、宗達、琳派、応挙、蕭白、浮世絵など豊富な素材から、<もの>の線・面・水の現象を探り、<もの>の隠れた閾をとりだし、心性を明示、 新たな理論を構築した。   『哲学する日本』『国つ神論』に継ぐ、画期的な日本論!(図版150点。)
 
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『太陽の石』  Piedra de Sol
オクタビオ・パス 著
阿波弓夫/伊藤昌輝/三好勝 監訳
1,800円+税 文芸
ISBN978-4-938710-87-3 C1097 A5判変形並製 128ページ 2014/4発行  
オクタビオ・パス生誕百周年記念。東北被災地においてパスの詩「太陽の石」を読み、複数の翻訳者が共同して初めて日本語に訳す。そして日本とメキシコに希望の橋を架ける。
ノーベル賞受賞者であり、スペイン語圏を代表する詩人、文学者であるオクタビオ・パスは、1914年メキシコに生まれた。本書で紹介している長編詩「Piedra de Sol」は、1957年に発表され、世界各国で翻訳されている。 また、この1957年はバスが松尾芭蕉の「奥の細道」のスペイン語版「Sendas de Oku」を完成させた年でもある。 当時のメキシコがアメリカやヨーロッパを理想の中心として仰ぎ見る時代であったことを考えると、日本やオリエントを前面に出したこれらの作品の発表はパスが全世界を経巡った挙句に到達した価値転換であり、メキシコのもう一つの顔であった。 大岡信、ドナルド・キーンなどバスと関係の深かった文学者のエッセイも掲載。
 
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「哲学する日本」を読む&河北秀也デザインの解説
『概念芸術の地平』
 2011・3・11以降の芸術哲学のエチュード
楠元恭治 著 6,800円+税 人文
思想
ISBN978-4-938710-84-2 C1010 A5判並製 711ページ 2013/9発行  
「山本哲士氏の『哲学する日本』という書物は、一般的な日本文化哲学を解説する哲学書ではない。西欧思想の現代的到達点としてフーコーを捉え、返す刀で、日本思想の到達点としての吉本隆明を捉え返すことで、新しい「世界知」を切り開く、真の日本発の世界思想である。 アジア的段階から西欧的段階に移行する自然に解放の思想をみるモダンの自我の現代日本=吉本隆明と、西欧的段階の解体的終末を内省するクラシックな自己の現代西欧=フーコーが、共にその臨界で、「自己」というものの「始末の仕方」に思想課題を見出していることに注目し、西欧と日本の限界を同時に超えていこうとするものである。」
著者のホームページより引用
 
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『文学的身体と歴史』
山崎正純 著 3,000円+税 文学
ISBN978-4-938710-80-4 C1010 ペーパーバック 280ページ 2013/2 発行  
本書は、「文学」を生命論的考察の対象として位置づけるための試論である。啓蒙的・批判的理性による現実認識の言語的表象領域として「文学」を実在論的に位置づける近代主義的文学観においては、「文学」はむしろ批判的認識の対象であるはずの歴史の力学に取り込まれ、歴史叙述を構成するイデオロギーが「文学」領域へ侵入する。〈私〉性はイデオロギーを受け入れることで〈公〉的領域に引きずり出される事になるだろう。それこそが近代的個人の成立だとする近代主義と、まず手を切らなければならないのだが、この喫緊の課題の解決は思ったほど容易なことではない。
西田幾多郎、田辺元、吉本隆明、太宰治、小林秀雄、志賀直哉が描こうとした世界を、歴史的世界における文学の身体性によって切り結ぶ。
 
表紙画像 カルプリ
メソアメリカの神話世界
アルフレド・ロペス・アウスティン 著 2,700円+税 神話学
ISBN978-4-938710-79-8 C1010 ペーパーバック 160ページ 2013/2 発行  
神話学の深淵な考証と理論。古代メソアメリカの神話的歴史に、場所原理の存在を読みとる。
古代アステカの神話統合の中に、前古代の場所神話の残滓を読みといた、画期的な神話学。神話と歴史の相互性を実証的かつ理論的に開示した明快な考察は、構造主義的人類学の限界を超える。スペイン語で記された神話書に、ナワ語で記されたもうひとつの神話世界があった。場所の民は、自らの文化を場所の言語でのこしていた。ナショナルな統合に使われがちな神話世界を、場所の論理として転移した本質的神話学である。
 
表紙画像 国つ神論
古事記の逆立解読
山本哲士 著 4,200円+税 記紀神話
ISBN978-4-938710-78-1 C1010 ペーパーバック 520ページ 2013/2 発行  
古事記を場所の国つ神から詳細に解読し、場所共同幻想を拓き、日本書紀の国家設計地盤を覆す!

古事記は場所論、日本書紀は国家社会論である。日本の初発には、二つの異なる設計原理が在った、古事記と日本書紀はまったく異なる。大国主、大物主、猿田彦の国つ神から、天照、スサノヲ、ニニギ、神武など天つ神と天皇の限界を明示し、日本の原基を総括し転換する書である。古事記研究が掴みえていない閾を思想的に明示した画期的な書。
 
表紙画像 日本を変える。
分離の科学技術から非分離の科学技術へ
矢野雅文 著 1,900円+税 科学技術
ISBN978-4-938710-74-3 C1030 ペーパーバック 160ページ 2012/3 発行  
原発事故、津波被災復興の科学的な規準指針が明示される
この本を読まずして、これからの日本はない。産業社会日本を牽引してきた「分離の科学」に対して、新たな日本をつくっていく「非分離の科学」を明示する、3.11 被災後の日本を設計する指針の基軸が、ここにある。自他非分離の新しい科学技術「ビジョン・ゼロ」を提唱する筆者による、これからの日本。グローバル化による弊害を乗り越えて、新しい調和に向かうパラダイムシフトとは。
物質世界の科学技術から、生命世界の科学技術へ。エネルギー・電力システムを、変える。自他分離のサービスから自他非分離のホスピタリティへ、変える。日本を、変える---
 
表紙画像 物象化論と資本パワー 山本哲士 著 4,000円+税 人文
ISBN978-4-938710-73-6 C1010 ペーパーバック 464ページ 2012/1 発行  
マルクス『要綱』に<資本の動き>と力を読み解き『資本論』を超えていくマルクスを抽出。

商品の物象化/制度の物象化/社会の物象化として物象化論の体系を独自に明示し、

個人へ構造化されている「現実の物象化」を心的に解く。
 
表紙画像 地球環境学への旅 松下和夫 著 3,800円+税 環境問題
ISBN978-4-938710-69-9 C1030 A5版 416ページ 2011/9 発行  
3・11後の世界では、原子力と化石燃料依存の大量消費社会パラダイムは崩壊した。人と自然が共生するための環境政策や持続可能な発展とは…。

環境省勤務の90年代から、京都大学教授として「地球環境政策論」を説く今日までの論文、エッセイ、対談などをまとめた、初の論考集。
 
表紙画像 偉大さのエコノミーと愛 リュック・ボルタンスキー 著 3,200円+税 社会学
ISBN978-4-938710-67-5 C1010 ペーパーバック 256ページ 2011/4 発行  
世界最先端の深淵なボルタンスキー社会学
資本主義の新たな精神と愛、シテの理論
日常感覚の判断、正当化はいかになされているか

「すべての人間関係が、力関係と利害関係だけに支配されているという世界」は疑わしいとするボルタンスキーは、正当化可能な合意における「同等性」の原理から、「人間と事物とをある関係において関係づける、相対的な偉大さを評価し、彼らの価値、大きさ、偉大さに応じて人々への財をの分配を調整し、彼らの間に同等性を築くことができる」、〈6つの偉大さ〉をめぐるシテの原理を抽出した…。
 
表紙画像 風呂の文化誌 山内昶、山内彰 著 3,000円+税 文化史
ISBN978-4-938710-66-8 C1036 ペーパーバック 288ページ 2011/3 発行  
人は一体何のために風呂に入るのだろうか。
―本書では未開、東洋、西洋の風呂を訊ねながら、その共時的、通時的な共通性と差異性を剔抉(てつけつ)してみよう。
いわば古今東西の風呂をめぐって紙上でどっぷり漬かりつつ、人類にとっての風呂の文化象徴論的意義について、長湯談義の文化比較を行ってみたいのである。
(「はじめに」より)
 
表紙画像 哲学する日本
非分離・述語制・場所・非自己
山本哲士 著 3,300円+税 人文
ISBN978-4-938710-65-1 C1010 210×127ペーパーバック 424ページ 2011/2 発行  
西欧哲学の地盤を覆す!
日本語の論理と日本技術に新たな哲学原理を見出す。


「日本」は、非分離・述語性・場所の概念をもって捉えることができる。それは、西欧哲学を地盤変えし、感覚の非自己閾を開く。日本語の論理、日本の文化技術から、新たな哲学を掘りあて、言説生産する超領域的思考による大転換の書。
 
表紙画像 ブルガーコフ作品集 ミハイル・ブルガーコフ 著 2,800円+税 海外文学
ISBN978-4-938710-62-0 C1097 210×127ペーパーバック 240ページ 2010/10 発行  
ドストエフスキーを超える偉大な作家の珠玉短編集
未訳短編、『巨匠とマルガリータ』初期稿、「モルヒネ」、戯曲「偽善者たちのカバラ」などを収録
スターリン時代のソヴィエト連邦で不遇をかこい、その風刺性ゆえに長いあいだ当局に睨まれ、生前は書いた小説や戯曲の多くが発禁となった、ウクライナ出身の悲劇の作家、ブルガーコフ
没後は広く読者の注目を集め、遺作である長篇小説『巨匠とマルガリータ』は世界中に熱狂的なファンを持つ。波乱の人生を送ったブルガーコフの本質と魅力にせまる
 
表紙画像 想像的なものの人間学 モーリス・ゴドリエ 著 2,400円+税 文化人類学
ISBN978-4-938710-61-3 C1010 210×127ペーパーバック 154ページ 2010/9 発行  
人間・人類の存在の根源に迫る、世界最高度の人類学
絶対に交換しえないものがある
レヴィ=ストロースを超えると自ら豪語するゴドリエ人類学=人間学の真髄。社会と文化の区分をこえ、西欧主義人類学の限界を反省し、人間・文化に迫る、実証と理論の綜合された、根源的な思考は、構造主義を超えていく。そのエッセンスをこめた論集。
名誉ある、フランス国立科学研究センターでの金賞受賞記念講演をはじめ、性・家族・親族を問い返し、モースの贈与論の陥穽を見抜き、贈与・交換の謎にせまる。
 
表紙画像 ホスピタリティ講義
:ホスピタリティ・デザインと文化資本経済
山本哲士 著 2,700円+税 現代思想・経済
ISBN978-4-938710-60-6 210×127ペーパーバック 256ページ 2010/9 発行  
ホスピタリティが、ビジネスを飛躍させる!
混迷・閉塞する現代経済状況を超える新たな経済(ビジネス)の哲学と設計指針!
デザインは設計である 
21世紀はホスピタリティ・ビジネスの時代
ホスピタリティは、商品/サービス、経済・社会経済を超える資本と場所の実質経済つくりだす。新たなホスピタリティ経済が未来を拓く。哲学・学問の設計変えによる新たな環境づくり。
 
表紙画像 イバン・イリイチ
文明を超える「希望」の思想
山本哲士 著 3,500円+税 人文
ISBN978-4-938710-56-9 C1010 菊判ペーパーバック 538ページ 2009/11 発行  
産業文明を超えるイリイチ思想の全貌を後期イリイチから論述。
1979年『学校・医療・交通の神話』(新評論)を記した処女作から30年、満を持しての書き下ろし。いまこそイリイチは、生きる。教育・医療・速度のサービス制度批判をこえ、シャドウ・ワーク、ジェンダー、道具、さらに環境、文字、テキスト、光、そしてホスピタリティとコンスピラチオの思想地平が描かれる。これを読まずして、現在の本質は考えられえない。
 
表紙画像 太宰治
哲学的文学論
山崎正純、中村三春、山本哲士 著 1,350円+税 文学
ISBN978-4-938710-54-5 C1095 菊判ペーパーバック 200ページ 2009/7 発行  
【内容】
太宰治と日本浪曼派 山ア 正純  
太宰的アレゴリーの可能性―「女の決闘」から「惜別」まで 中村 三春

【討議】 
太宰文学の深さ:太宰治研究の新展開 山ア 正純/中村 三春/山本 哲士
太宰治の〈非自己〉の哲学 山本 哲士
 
 
表紙画像 新版 教育の政治 子どもの国家 山本哲士 著 2,200円+税 教育
ISBN978-4-938710-52-1 C1010 菊判ペーパーバック 216ページ 2009/5 発行  
『学校・医療・交通の神話』、『教育の分水嶺』、『学校の幻想 教育の幻想』、『学ぶ様式』など、日本で新たな教育理論の地平を開いてきた著者久々の教育論。状況を本質的に解読、教師と親のための思考ツールを供する。
教育のネオ・ナショナリズム
現代教師の環境
学校の政治空間
教育知の政治コード
学ぶパワーの文化資本
ホスピタリティ教育の場所環境
そして、結章「教育の分水嶺」を新版では加筆。
教育が政治であることを徹底して解明、そこからしか子ども・教師の解放はない!世界線での教育理論を唯一日本で展開する。
 
表紙画像 新版 デザイン本質論
吉本隆明と河北秀也デザイン
楠元恭治 著 16,000円+税 デザイン・人文
ISBN978-4-938710-25-5 C1010 B5判 670ページ 2009/4 発行  
デザインは単にきれいな表現という仕事ではなく、現実的に正しく勝ち抜かなければ意味をなさない社会の芸術としての「生デザイン」である。思想の現在において吉本隆明は、戦後あくなき論争を勝ち抜き日本に自立可能な思想を築いたが、まさに自立のデザインを自己表出したデザイナーこそ河北秀也である。本書は、吉本隆明が思想論争を展開したその時代から、拡張する日本資本システムと真正面から向き合い、今もなお「生デザイン」を展開し続けている河北秀也のデザイン生成の物語を、河北デザイン作品図版300数点と楠元の詩的論理で展開した叙情的イメージに満ちた本である。
 
表紙画像 日本〈社会〉イズムとポストモダン・ファシスト 山本哲士 著 1,800円+税 人文・社会
ISBN978-4-938710-49-1 C1010 菊判ペーパーバック 230ページ 2009/3 発行  
社会主義でも資本主義でもない、SOCIETYism=社会イズムという新たな概念でもって、規範化社会を解読する。規則に従属した日々の営みが、諸個人を不能化し、その不能化が意思をもったときイデオロギーなきファシストという全体主義へ転じる。日本の現在病理を解く。情報技術がデータ社会を構成し、ブログ上での真実が支配的になることで知性と感性が腐食していく。
ホスピタリティと反転した「非身体化」されていく現状にたいして、ホスピタリティの重要さをもとめる書。
 
表紙画像 ミシェル・フーコーの思考体系 山本哲士 著 3,500 人文
ISBN978-4-938710-50-7 C1010 A5変形判ペーパーバック 536ページ 2009/3 発行  
フーコー思想の全貌と真髄を体系的に論じた、日本初の本格的フーコー三角形論
序章 フーコー三角形の論理編制/1章 フーコーの政治哲学/2章 「真実を語る」フーコー/3章 自己テクノロジーの政治学
4章 フーコーの権力関係論/5章 知とディスクール理論/6章 フーコーのセクシュアリテ論
7章 フーコーの医療論:病院空間/8章 フーコーの「試験」論/9章 統治制の政治学
10章 社会が防衛されなければならない:戦争論/11章 国家の統治技術と社会の出現/終章 非自己の述語閾
 

>>> LIBRARY IICHIKO <<<

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LIBRARY IICHIKO 134  SPRING 2017
 知のアルシーヴ1 31周年記念号
 ARCHIVES OF SAVOR ANIVERSARY ISSUE OF 31YEARS
河北秀也 監修
山本哲士 編集
1,500円+税 思想・哲学
ISBN978-4-938710-21-7 C1010 A5判変形 128頁 2017/4発行  
本誌は、物事の本質をさぐりながら世界の最先端の論者たちをふまえた新たな言説生産の 水準を、彼らの直接参加と協働のもとで開いてきた。そして、カラー頁では主に「日本の文化技術」の実際を探りながら 「日本の論理・哲学技術」を探りあってきた。大きくは「資本と場所」の世界、「ホスピタリティ」環境の述語的可能閾を 開いてきた。30年という月日は、あきらかになんらかの文化蓄積がなされているといえよう。「知のアルシーヴ」として とくに初期のものを選択して供する。それらは古くないどころかいまだにその指針となりえている。
▼詩と哲学と愛 オクタビオ・パス ▼『迷路の中の将軍を語る』 ガブリエル・ガルシア=マルケス ▼ナウアの身体宇宙論 アルフレッド・ロペス・アウスティン ▼プラチック・歴史・時間をめぐる対話 ピエール・ブルデュー ▼文化史の再定義 ロジェ・シャルチェ ▼ウィトゲンシュタイン、近代性と近代主義 ジャック・ブーヴレス ▼知のアルシーヴを開く 山本哲士
 
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LIBRARY IICHIKO 133  WINTER 2017
 和時計の文化技術
 CULTURAL TECHNOLOGY OF JAPANESE CLOCK
河北秀也 監修
山本哲士 編集
1,500円+税 思想・哲学
ISBN978-4-938710-18-7 C1010 A5判変形 128頁 2017/1発行  
今、時計といえばスイスが有名であり、日本はそれを模倣して作ったというイメージ を持つ方も多いですが、過去を振り返ると日本にもスイスと同じくらい古い、独自の時計作りの歴史があったことが わかります。 ヨーロッパでは自分たちの生活を時計が示す定時法に合わせ、「神の時間」から「商人の時間」へ移行 していきましたが、日本では時計を自分たちの生活に合わせようとしました。つまり機械を自然、環境に合わせよう としたのです。そこで生まれたのが不定時法を表示する和時計です。これは他の国にはない独特なことで、そのよう な進化を遂げた時計は日本にしかありません。 和時計のことを調べていくにつれ、魅了されたと同時に新たな価値観 を得ました。そして、この素晴らしい文化をより多くの人に知ってもらいたいと思うようになりました。 今回は 和時計を研究されている岡田和夫氏、佐々木勝浩氏にも貴重なお話をうかがっています。この本を通じ、和時計の 奥深さを感じていただけたらと思います。 ーーー独立時計師 菊野昌宏
 
表紙画像 文化科学高等研究院出版局 書籍リスト FAX注文書(PDF)
LIBRARY IICHIKO 132  AUTUMN 2016
 ガブリエル・サイードの世界
 − 共生と架橋の詩学ー
河北秀也 監修
山本哲士 編集
1,500円+税 思想・哲学
ISBN978-4-938710-16-3 C1010 A5判変形 128頁 2016/10発行  
近頃、かなりはっきりと、経済や政治などより、言語や文化のほうがはるかに普遍的な本質である ことを実感する。文化の資本を、真に蓄積していく段階に入っている。その象徴的資源を集約していく水準をつくっていかないと、 政治は道をはずし経済も衰退する。それは、主語制様式の述語制様式への文化転移からしかはじまらない。 サイードの詩に人格主語はまったくない、スペイン語もまた述語様式を保持しえている言語系にある。
 
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LIBRARY IICHIKO 131  SUMMER 2016
 映画生産の文化学
 CULTURAL PRODUCTION OF CINEMA
河北秀也 監修
山本哲士 編集
1,500円+税 思想・哲学
ISBN978-4-938710-15-6 C1010 A5判変形 128頁 2016/8発行  
 映画は、感覚的運動や時間運動の解析で尽くされるものではない。 映像と言語と音がおりなす総体には、表示されていながら、語られていない意味作用・意味するものがあって、 意味されたもの(シニフィエ)になりえないシニフィアンスの存在がある。その本質相が、映画を、いかに商業的・経済的に 成立が困難になろうとも、またゲームやウェッブが発達しようとも、なくなりはしない文化愉楽をわたしたちに供しつづけている。 このトータル芸術は、あらゆる可能性を表出している。
 
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LIBRARY IICHIKO 130  SPRING 2016
 日本語言語理論の革新へ ―藤井貞和をうけて
河北秀也 監修
山本哲士 編集
1,500円+税 思想・哲学
ISBN978-4-938710-14-9 C1010 A5判変形 128頁 2016/4 発行  
 藤井貞和氏の『文法的詩学』『文法的詩学その動態』に関するインタビュー を本誌127号にて果たしたが、氏の書は日本語を根柢から見直して、混迷する日本語を導いていく新たな確たる 指針になっている。藤井文法詩学をうけて、日本語の言語理論に対する革新がなされえていく、その踏み出し がはじまったのだ。膠着した文法にたいして、コトバの規則性とその表出様態は「詩学」と銘されたように、 言語表現総体への見直しとなっていくもので、品詞分類された単文の正当化の膠着性におとしめていくこと ではない。学校文法の過ちは、国語関係者たちはほとんど知っていることであるにしても、言語を文法化する 限界の問題があるのであって、日本語それ自体を対象化して理論化していく言説はまだ未踏の閾にある。 記紀・万葉表記から、手爾波から語法、そして五十音表と漢字仮名まじり文となった日本語一三〇〇年を、 言語理論として形成していくことは、一般文法の表象体系と近代文法の主語制言語様態とを離脱して、 述語制言語様態の理論と実際をあきらかにしていくことであるのだが、藤井文法詩学を指針にして、契沖、 賀茂真淵、富士谷成章・御杖、本居宣長、鈴木朖、柴田常昭、そして春庭、さらに義門らの言語言説をもう いちど探り直し、さらに近代文法における山田孝雄、松下大三郎、佐久間鼎、三上章らをクリティカルに 捉え直し、橋本進吉・時枝誠記らの転倒的限界を超えていくことにある。
 
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LIBRARY IICHIKO 129  WINTER 2016
 述語制日本への探求
河北秀也 監修
山本哲士 編集
1,500円+税 思想・哲学
ISBN978-4-938710-02-6 C1010 A5判変形 127頁 2016/2発行  
 本誌は、〈場所〉を追究していくなかで、「述語制」という閾が、 主体・客体の分離世界とはちがって、非分離文化の根源として作用していることを発見した。それを 〈日本なるもの〉のナショナルな編制をこえて、世界本質的に典型的に表現・具現しえていることを、 多様な局面でさぐりはじめている。〈制〉とは、幻想域と物質域とがかさなるところに、象徴的・想像的・ 現実的な編制がなされている(規範・規則になりえていない規定制)の閾を、語られている・表現されている が、考えられえていないものにおいて示されている制象閾のことだ。この世界の歴史段階は、「述語制」世界 と「主語制」世界との相反表出から成り立っているという大きな視座と、個々人の心身表出の分岐とを同時に 観ていくことをもって、再把捉されていくであろう。 2016年は、本誌発刊30周年、30年かけて、知の地盤変えとなる言説閾の文化基盤へ画定的に辿り着いてきた。 〈資本〉〈場所〉〈ホスピタリティ〉〈述語制〉〈非分離〉などの言説・技術閾にさらに、諸概念空間が 創造発掘されていくであろう。
 
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LIBRARY IICHIKO 128  AUTUMN 2015
 述語制の日本語と日本文化
河北秀也 監修
山本哲士 編集
1,500円+税 思想・哲学
ISBN978-4-938710-99-6 C1010 A5判変形 128頁 2015/10発行  
「述語制」の論理、文化世界は、言語学をふまえながら、しかし言語学を断ち切っていく閾へ開かれねばならない。 主語などない日本語の論理は、述語制の閾においてしか開かれないのだが、それは同時に言語学を断ち切ることなしにはなされない。 この難しさに、これまで人々は立ち向かってこなかった。だが皮肉にも、主語や助詞や助動詞などをたてる言語学者による研鑽を ふまえていかないと、また主語制言語によっての西欧的哲学思考の研鑽をふまえていかないと、述語制言語の閾は開削されないのだ。 だが、日本の道具技術や絵画芸術は、結果として述語表出をなしえているゆえ、美を固有に創造してきている。 日本の和時計は、夜明けと日暮れを規準に、時が分割される。したがって、冬の一刻と夏の一刻とは、物理的時間の長さがちがうが、 生活時間にあっている。不定時法である。 菊野昌宏氏は、和時計を腕時計としてすべて手作りでつくりあげた、スイスの独立時計師協会会員である。 その手仕事の世界は、驚異的である。場所環境にあった非分離の成熟技術は、述語技術からなされうる。 おびただし述語制の文化が、 日本だ。客観でも主観でもない次元が、あちこちに開かれつくられていた。日本を日本それ自体として了解していくために、 本誌での述語制の探究ははてしなくつづけられていく。
 
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LIBRARY IICHIKO 127  SUMMER 2015
 述語制言語の日本文化
河北秀也 監修
山本哲士 編集
1,500円+税 思想・哲学
ISBN978-4-938710-53-8 C1010 A5判変形 128頁 2015/7発行  
日本語に主語が無いという一部西欧規準からの判定ではなく、 英仏独などの西欧語には主語があるが、「日本語は述語言語である」という考え方=概念空間をしっ かりもたないと、 日本語だけではなく日本文化の理解にいつまでもたどりつかない。 しかも、主客分離は、西欧でさえ近代現象であって、ものごとの本質は、主客非分離の述語制にある。 この普遍本質の明示に日本語・日本文化は、世界寄与しうる ということだ。本誌でかつて特集した「金谷武洋の日本語論」は、 三上章、佐久間鼎、そして松下大三郎の日本語論を読み解いていくうえでの規準であるが、そこにこの 春、藤井貞和氏による 『文法的詩学その動態』(笠間書院)が刊行され、「助動辞」「助辞」の古典をふまえた文法体系が提示されたゆえ、 さっそくお話を伺うことにした。そ して日本語には、どうしても漢字がはいる、その漢字のあり方の意味を、斉藤希史氏からうかがうことができた。 漢字研究の到達地平が明示された『漢字世界の地平: 私たちにとって文字とは何か』(新潮選書)を主に語っていただいた。 この三氏から、「日本語」を見直していくと、わたしたちは日本人として日本語をどう考えていっ たならいいかの正確な方向性が定まりうる。 ようやく日本語とはいかなる言語であるのかへの探究が、まっとうにはじまってきたといえる。 実は、それほど遅れてい るのだが、西欧言語論への不正確な認識と日本語への恣意的すぎる探究がなされてきただけの次元が、 言語哲学の不在からうみだされていたのだ。日本哲学者たちは、 日本語言語へのあまりの粗末な無理解さから、 日本を考えていたにすぎない。日本語をしっかり自覚して、その述語言語概念空間と主語制概念空間とを識別して、 双 方を対象化しうる位置にたつことだ。倫理や責任は、さらに科学や技術や経済も環境も、そこからしか行使されない。 日本語は、実に高度な言語体系である、論理性 があいまいな言語などではない、非常に論理的な言語である。
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LIBRARY IICHIKO 126  SPRING 2015
 現代都市の社会学
河北秀也 監修
山本哲士 編集
1,500円+税 思想・哲学
ISBN978-4-938710-93-4 C1010 A5判変形 128ページ 2015/4発行  
今回の特集企画は、〈東京〉という名の都市の現状について、具体的かつ多角的に議論してみたいという問題意識に端を発しています。 21世紀に入り「都市再生」 の掛け声とともに、東京都の人口は急速に増えていきました。日本の人口減少が問 題化されるなか、人々が〈東京〉へ吸い寄せられたわけです。 この動的な社会過程 で〈東京〉と呼ばれる都市は一体どんな現実を孕み、また、その現実は地方の現実 や国土全体の現実とどんな関係で結ばれているのか? ――そんな疑問がこの特集を 動機づけています。ある時期から、〈東京〉はひとつの総体として捉えることが難しく、むしろ種々の断片を通して寓喩的にしか語りえない何かであり続けています。 〈東京〉を切り 取る寓喩的な断片があれこれ恣意的に浮上しますが、総体としての〈東京〉はいよ いよ知りがたく経験しがたいものとなっています。 20世紀末以降のアニメ・漫画・ 小説などに〈東京〉はどれほど廃墟の形象を投影したことでしょう。 それらの物語 言説は〈東京〉の死を物理的にイメージしましたが、このイメージの下地には〈東京〉 の捉え難さが観念として横たわっていたのかもしれません。 今日、〈東京〉への集中・集積といった趨勢はどうも新たな次元に到達しはじめており、それは〈東京〉の位置や意味や機能の変化と同時に、 〈東京〉が抱える矛 盾や空洞の特異な状況を示唆しているように思います。今回の特集が、これらの問 題を深く考える糸口になればまさに幸いです。 (特集企画:内田隆三)
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LIBRARY IICHIKO 125  WINTER 2015
 「いま」何を考えるべきか
河北秀也 監修 1,500円+税 思想・哲学
ISBN978-4-938710-92-7 C1010 A5判変形 128ページ 2015/1発行  
「いま」考えるべきこと、として見解をいろいろと述べてもらいました。 現代の大転換が指摘されながらも、旧態依然のものごとがはばをきかせて進み続け、一般には表層の見解・意見が述べられているにすぎません。 地盤から物事が変化しているのが感じられながら、しかし、何が起きているのかを語りうる思考がまだまだ人々に領有されていないからです。 当事者たちが、自分のことがわからなくなっているようにさえ見えます。政治、経済、教育、社会において、何がたいせつなことであるのか、その規準が本質から問われています。 言説が変わらないと、現実も変わりえないのは、思考・言語が、現実を作っているからです。 そして、可能条件が技術的にも多々創出されているのに、その使い方がずれてしまうのは、既存コードのままで使い方をかんちがいしているためです。 それが、商品生産と情報生産のはざまで、種々おきています。「いま」は、歴史的なものが蓄積されている〈いま〉であり、いかなるビジョンをもつかに規制される〈いま〉でもあります。
 
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LIBRARY IICHIKO 124  AUTUMN 2014
 日本橋の場所文化学
河北秀也 監修 1,500円+税 思想・哲学
ISBN978-4-938710-91-0 C1010 A5判変形 128ページ 2014/10発行  
日本橋とは、いかなる場所か
目次、 0.はじめに 1.現在の東京の都市空間 2.江戸の基層から何が見えるのか 3.江戸を貫く中心軸と空間形成への織り 4.都市機能としての神田上水・玉川上水の役割 5.近世江戸における町人地の街区と町割りの変容 6.明治期における日本橋の河岸地構造の変容(明治初期と明治末期との比較) 7. 祭りにより、ハレの場を演出してきた日本橋の風景 8.おわりに:将来の日本橋の場所設計をイメージするために
 
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LIBRARY IICHIKO 123  SUMMER 2014
 オクタビオ・パス生誕100年 U
河北秀也 監修 1,500円+税 思想・哲学
ISBN978-4-938710-90-3 C1010 A5判変形 128ページ 2014/7発行  
アルベール・カミュの生誕百年が去年、今年がオクタビオ・パスの生誕100年。つまり、1910年代に生まれた知識人=作家の界閾が、そこに典型にみられる。 それ以前が、コジェーヴ、サルトル、メルロ=ポンティやレヴィ=ストロース、ガダマーであり、日本では小林秀雄になる。 20年代になると、フーコー、イリイチ、ハーバマス、ルーマン、ゲバラ、日本では吉本隆明。 30年生まれが、デリダ、ブルデューとなっていく。世代ごとの転回がおきているようにみえるのも、思想・理論が、哲学・文学をふくめて、大きく変容していくからだ。 パスには、社会史に還元されえない文化史への眼がある、それがパスへの共感をうみだしている。 パスという、文化的なかつ詩的な存在が透視している世界に、さわやかなもの、西欧的世界に閉じていない、疎外された実存の閉鎖性ではないある開かれたものがそこに感じとられる。
 
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LIBRARY IICHIKO 122  SPRING 2014
 オクタビオ・パス生誕100年
河北秀也 監修 1,500円+税 思想・哲学
ISBN978-4-938710-88-0 C1010 A5判変形 128ページ 2014/4発行  
オクタビオ・パスが生まれて百年、メキシコにおける存在がさらに大きくなるだけではない、世界でその存在はますます大きくなっていく。 文学、歴史、思想、哲学に通じ、しかも詩人であること。大きな思想であるからといって、イデオロギー表象するのではなく、個々人の存在へとどいてくるもの、ものごとの本質を射抜いているものだ。 アジア的ということの多彩な表出様態があるのだが、そのなかで、日本的位相とメキシコ的位相とが相互交通する、その閾にひとつの希望の道筋が、確実にあるのだ。パスは、そのはしわたしを本質的に深くなしている。 パスの詩が、東北の被災地の中で、静かに読まれた。それは『太陽の石』(文化科学高等研究院出版局)として、メキシコ政府、在日メキシコ大使館の協力のもとにうみだされた。本誌のパス特集は、その派生として編まれた。
 
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LIBRARY IICHIKO 121  WINTER 2014
 <もの>の哲学日本文化論
河北秀也 監修 1,500円+税 思想・哲学
ISBN978-4-938710-86-6 C1010 A5判変形 128ページ 2014/1発行  
「物かなしい」「物さびしい」と今でも言うが、それは「さびしい」「かなしい」とはちがう。〈もの〉は客観でも主観でもない、そこを感じとってそう言っている。 日本文化は、〈もの〉の文化である、視えない触知しえない〈もの〉までをもキャッチしえてきた文化に在る。それは客体的・実体的な「物」体の世界ではない、道具になった物体的なものでさえ〈もの〉の表出や作用をもちえている。これらを、わたしは〈物ぶり〉として、「身ぶり」と照応させながらくくっているのだが、〈もの〉が述語的に動きをもっているのだ。 〈もの〉が、「モノ」として物体的な「物」に転移されてしまっている前提に立つと、心の布置が「コト/事」にあるとされ、 言語も〈もの〉を表象しているのに、「事=言」と転倒されてしまう。〈もの〉を出現させること、〈もの〉をつかみ取っていくこと、その探究を本誌は始めていく、その理論基準を本号では示している。
 
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LIBRARY IICHIKO 120  AUTUMN 2013
 文化のことごと 存在の本質へむけて
河北秀也 監修 1,500円+税 思想・哲学
ISBN978-4-938710-85-9 C1010 A5判変形 128ページ 2013/10発行  
文化がいよいよ大きな意味と力をもつ時代へとなってきている。 大転換期が、本格的になってきたのだと思う。
マルクスは、人間は社会的諸関係の総体であるとしたが、わたしたちは人類・生命は、文化的諸関係の総体であると言い換える。 しばし、認識や理をこえるものの閾へと静かに沈潜していくことにしよう。近代西欧的な枠組みは、もうはずしえた。ひたすら、存在の本質へと歩んでいきたい。 それは、享楽の閾、感覚の愉しさの閾にある、古来からかわらぬものにある、水のやさしさと怖さにふれてあるもの、生死の境界のかなたにあるものだ。 小さな文化として生存にきざみこまれて有る、一輪の花の幻の彼方にある。子犬をだきしめる、そのぬくもりのなかにある、などなど。この「等々」を、たしかな手触りにおいてさぐっていくことだ。
 
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LIBRARY IICHIKO 119   SUMMER 2013
 ホスピタリティ哲学宣言
河北秀也 監修
山本哲士 編集、高橋順一 著
1,500円+税 思想・哲学
ISBN978-4-938710-83-5 C1010 A5判変形 128ページ 2013/7発行  
ホスピタリティ哲学からホスピタリティ社会理論へ。
ひととひと、ひとと自然が<自立>と<共生>を分かちあえる社会の実現へ向けて。

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季刊 LIBRARY IICHIKO
119 LIBRARY IICHIKO 119  SUMMER 2013
ホスピタリティ哲学宣言
978-4-938710-83-5 河北秀也 監修 1,500 2013/7
118品切れ LIBRARY IICHIKO 118  SPRING 2013
吉本隆明の文学論
978-4-938710-82-8 河北秀也 監修 1,500 2013/4
117 LIBRARY IICHIKO 117  WINTER 2013
着物の文化学 I
978-4-938710-81-1 河北秀也 監修 1,500 2013/1
116 LIBRARY IICHIKO 116  AUTUMN 2012
三島由紀夫の文化学
978-4-938710-77-4 河北秀也 監修 1,500 2012/10
115 LIBRARY IICHIKO 115  SUMMER 2012
奥州相馬の文化学
978-4-938710-76-7 河北秀也 監修 1,500 2012/7
114 LIBRARY IICHIKO 114  SPRING 2012
西欧的なものの限界 日本的なものの可能性
978-4-938710-75-0 河北秀也 監修 1,500 2012/4
113 LIBRARY IICHIKO 113  WINTER 2012
金谷武洋の日本語論
978-4-938710-72-9 河北秀也 監修 1,500 2012/1
112 IBRARY IICHIKO 112  AUTUMN 2011
剣術の文化学
978-4-938710-71-2 河北秀也 監修 1,500 2011/11
111 IBRARY IICHIKO 111  SUMMER 2011
武士制の文化学 PART III
978-4-938710-70-5 河北秀也 監修 1,500 2011/7
110 LIBRARY IICHIKO 110  SPRING 2011
武士制の文化学 PART II
978-4-938710-68-2 河北秀也 監修 1,500 2011/4
109 LIBRARY IICHIKO 109  WINTER 2011
武士制の文化学 PART I
978-4-938710-64-4 河北秀也 監修 1,500 2011/1
108 LIBRARY IICHIKO 108  AUTUMN 2010
太宰治101 PART II
978-4-938710-63-7 河北秀也 監修 1,500 2010/10
107 LIBRARY IICHIKO 107  SUMMER 2010
太宰治101
978-4-938710-59-0 河北秀也 監修 1,429 2010/7
106 LIBRARY IICHIKO 106  SPRING 2010
愛と正義の文化学
978-4-938710-58-3 河北秀也 監修 1,429 2010/4
105 LIBRARY IICHIKO 105  WINTER 2010
ラテンアメリカの文化学
978-4-938710-57-6 河北秀也 監修 1,429 2010/1
104 LIBRARY IICHIKO 104  AUTUMN 2009
ミハイル・ブルガーコフ PART II
978-4-938710-55-2 河北秀也 監修 1,429 2009/10
103 LIBRARY IICHIKO 103  SUMMER 2009
ミハイル・ブルガーコフ PART I
978-4-938710-53-8 河北秀也 監修 1,429 2009/7
102 LIBRARY IICHIKO 102  SPRING 2009
フィルム・ノワール
978-4-938710-51-4 河北秀也 監修 1,429 2009/4


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